ギター音源 Electri6ityでコードの自動検出を無効にする
ギター音源は、Vir2 Instruments社の「Electri6ity」という音源を愛用しています。
昨年末のセールの時に購入しました。
公式のデモ動画です。すごいクオリティ。
すごく多機能で、めちゃめちゃ気に入ってます。
まだまだしっかりと使いこなせていないので、覚えたことをメモがてら記事にしていこうと思います。
目次
コードの自動検出を無効にする
Electri6ityはコードを自動で検出してくれる便利な機能がありまして、例えば、鍵盤で「ドミソ」を同時に弾くと、自動でギターのCコードに変換してジャラーンと弾いてくれます。
しかし、場合によってはその機能が邪魔になる時があります。
例えば、 のようなフレーズを弾きたいとして、そのまま打ち込んでも思ったように弾いてくれませんでした。
弾きたいのはこんな音です
なんか のように弾いてしまいます。
こんな音です
この機能を無効にして、楽譜通りに弾いてくれるようにしたいと思います。
※ DAWソフトは「Logic Pro X」を使用してます。
「Calibration | Chord Detection | Mode」を「off」にする。
1.左下の「Settings」タブを選択する。
2.左上の「Settings」プルダウンメニューより「Calibration」を選択。
3.「Calibration | Chord Detection | Mode」を「off(not recommend)」にする(ノブを右一杯に回します)。
これで、コードが自動で検出されなくなりました。
ただ、「お勧めしません(not recommend)」って書いてあるので、常に無効にせずに、自動検出しなくて良い部分だけ一時的に無効にします。
MIDIドロー機能で一時的に無効にする
「Calibration | Chord Detection | Mode」をMIDI CCに割り当てます(49番にしました)。
ピアノロールエディタ左上のMIDIドローアイコンをクリックします(青く点灯します)。
ピアノロールエディタ左下「コントローラ」の「ノートベロシティ」のところをクリックし、ポップアップメニュー内の「その他」を選択して、MIDIドローウィンドウを開きます(ショートカットはalt + Y)。
先程割り当てた49番を選択します。
鉛筆ツールで のように書きます。
⌘キーを押しっぱなしの状態で鉛筆ツールに切り替わります。
自動検出を無効にしたい箇所だけ数値を127にしてます。それ以外では通常通り検出してほしいので、リージョンの最後で0に戻してます。
0から127までの間は下記のようになってます。
- 0〜42:Live (only POLY)
- 43〜84:Sequencer (POLY, SOLO, LEGATO)
- 85〜127:off (not recommend)
85以上にすると自動検出が無効になり、84以下にすると自動検出が有効になります。
弾きたいフレットを指定する
これでコードの自動検出は一時的に無効にできましたが、実際にElectri6ityのフレットボードを確認すると のように弾いていました。
まぁ別に良いかな、とも思うんですけど、ちゃんとタブ譜通りに演奏してもらうために、弾きたいポジションを指定する方法もご紹介します。
「Settings」のメニューから「Fretboard」を選択し、「Fretboard | Position」を変更します。
初期状態ではここが「Auto」になっているので、これを「Position 5」に変更しました。
これで大体5フレット付近を弾いてくれます。
ただ、このままではずっと5フレット付近を弾いてしまうことになるので、こちらも部分的に指定したいです。
「Fretboard | Position」にはCC34が割り当てられているので、先程上の方で書きました「MIDIドロー機能で一時的に無効にする」の要領で指定が可能です。
下記の数値でフレットのポジションが変わります。指定したフレットの辺りを弾いてくれます。
- 0〜11:Auto
- 12〜23:Position 0
- 24〜34:Position 3
- 35〜46:Position 5
- 47〜57:Position 7
- 58〜69:Position 9
- 70〜80:Position 12
- 81〜92:Position 15
- 93〜115:Position 19
- 116〜127:Position 21
おわり
以上です。
他にもできることが沢山あるので、これからも新たに覚えたことはブログに投稿していきます。